飛行場で出会ったネイティブアメリカンは、ナバホ族という部族だった。
ナバホ族は、農耕民族で現存のネイティブアメリカの中でも、人口が一番多い民族。
そんなナバホ族の部落について、見るものすべてが新鮮で、感動の嵐。
パット見。崩れたレンガや、近くの山からとってきたような石で作られた、家に、土間と寝床の6畳2間くらいの大きさの家に4人で暮らしているのを見て、この時代にまだこんな生活をしている人たちがいるのかと、昔の日本を見ているようだと感じた。
しかし住んでいる当人立ちは決して現代の文明のきれいな生活をしたいという人は少ないらしい。
それはネイティブアメリカンとしての誇りがあり、自然と共に生きるということがあるから。
なぜ初めて会った日本人を大切な居留地、プエブロに入れたのかを聞いた。
答えは、お前には心がある。信用できる人間だ。
昔、白人が侵略してきたときの、言葉の違い、理解の違いから、インディアン戦争は起き、虐殺され、住んでいた土地から追い出されてしまうことになる。
だから白人のようにお金を出して紙の上の話ではなく、心と心のつながりを大切にしていると聞いた。